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太 田 太田の渡しをひかえた宿場
町並み分類:宿場町
文化財:旧太田宿脇本陣林家(国の重要文化財)
公開施設:脇本陣林家(隠居屋のみ公開)・旧小松屋(自由見学)
美濃加茂市太田本町2丁目・3丁目                   07/03/24・08/04/09・11/12/26訪問     地図
JR高山線美濃太田駅下車、駅前の通りを南に徒歩約10分
 岐阜駅でJR高山線に乗り換えておよそ40分で美濃太田駅に着く。ここからJR太多線で多治見、長良川鉄道(かっての国鉄越美南線)で北に向かって北濃へと分岐している。人口約5万5千の小都市美濃加茂市に中仙道51番目の太田の宿場町があります。
 旧太田宿脇本陣林家旧大田宿脇本陣を初めとする遺構と町並が保存されています。太田宿の散策を予定していなかったため、街中の写真とその様子を充分説明できません。唯一、国指定重要文化財の旧太田宿脇本陣である林家を訪れてきました。

 脇本陣は美濃太田駅から徒歩で15分くらいのところにあります。屋根に上がった本卯建、格子戸、連子造りの窓、江戸時代の建造物にふさわしい門構えなど、修復されて今に伝えられています。入館は無料です。
 ここから旧中仙道を東に向かって少しだけ歩きました。時間があれば、広重が描いた太田の渡し跡、江戸時代の渡船場跡、太田宿本陣の遺構、代官所跡などの歴史散策が楽しめます。林家の卯建飾り

 その後、機会があったので、二度訪れています。2度目の訪問時には、脇本陣林家の内部を見学させていただくことが出来ました。林家の斜め向かいに残されている本陣の遺構である門は、文久元年(1861年)に、和宮様降嫁のときに合わせて建てられたものです。装飾は少なく簡素な印象を受けるが、格式のある端正な薬医門です。

 宿場の東側の枡形の近くには、江戸時代に旅籠「小松屋」を営んでいた建物があります。建物をそのまま利用した休憩所になっていて、内部を公開しています。

2層の卯建を付けた商家 幕板に暖簾を下げた商家 旅籠「小松屋」
林家の内蔵 本陣門 千鳥破風の玄関を持つ家
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