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岡 部 大旅籠「柏屋」が残る東海道の宿場町
町並み分類:宿場町
文化財:大旅籠柏屋(登録有形文化財)・本陣跡(市の史跡)
公開施設:大旅籠柏屋歴史資料館(有料)
藤枝市岡部町岡部・岡部町内谷                    2011年8月1日(月)訪問         地図
JR東海道本線焼津駅下車、静岡バスで松崎団地方面行きで約20分、岡部支所前バス停下車
 旧東海道筋の岡部宿の町並み岡部宿は江戸から二十一番目の宿場として栄えたが、人口が少ないため規模があまり大きな宿場ではなく、隣の内谷村(うつたに)を加宿として成り立っていました。
 天保14年には本陣2軒、脇本陣2軒と旅籠が大小合わせて27軒ありました。

 いま、町並みを残しているのは、観光案内所の置かれているバス停岡部支所の少し北側、県道208号線から一つ東側にそれた宿場の枡形になっているところから、旧の東海道を北に向って約1kmの道筋で、大旅籠柏屋のある辺りまでです。

 途中には、枡形、問屋場、脇本陣、高札場跡などを示すモニュメントがあって、簡単な説明をしてあります。ただ、遺構はまったく残っていません。町並みは、疎らに歴史的建物が見られますが、連続性が殆ど無い状況です。更地になっているところも見られます。 そのような状況のもと、大旅籠「柏屋」はその姿を良く残しています。登録有形文化財に指定されています。内野本陣の別家である柏屋は、江戸時代幕末旅 籠のひとつとして栄え、幕末からは質屋も兼ねて いた。天保5年(1834年)の大火のあと天保7年に完成したもので180年近くを経た建物です。

 その直ぐ南側には「本陣跡」の石柱と、本陣家の門を模して本陣跡があります。元禄3年(1690年)内野家が本陣職を命ぜられて本陣を置いたところです。こちらは、市の史跡に指定されています。   

宿場の枡形 中山儀助宅 県道と合流する少し手前
県道に出たところにある初亀醸造 県道に面して建つ大旅籠「柏屋」 柏屋(かしばや)
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