東海道の親不知といわれる難所の地 町並み分類:宿場町 文化財:清水銀行由比支店(登録有形文化財) 公開施設:東海道由比宿交流館(無料) |
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静岡市清水区由比・由比北田・由比町屋原・由比今宿 2011年8月2日(火)訪問 地図 | ||
JR東海道本線蒲原駅下車、東の枡形まで徒歩約18分 | ||
由比宿は蒲原駅と由比駅の丁度中間辺りにあります。由比宿を訪れたあと、間の宿の倉沢を訪問する予定を立てていましたので、今日は蒲原駅から西に向かって歩くことにしました。
駅前から約17分くらいで東の枡形に到着します。ここから西側に400mくらいのところ由比川を渡る手前に西の枡形があります。由比宿は東海道の中でも小さな宿場町で、北田・町屋原・今宿の三ヶ村を加宿としていました。西の枡形から由比駅に至る辺りがこの三ヶ村にあたるところです。 加宿も合わせて約2kmが由比宿の街道筋です。本陣1軒・脇本陣1軒・問屋場が2軒ありました。脇本陣は3軒が交代で務め、その内の一軒脇本陣饂飩屋は、本陣前に黒板塀で囲われた屋敷風の建物があります。 本陣の向かいには正雪紺屋が有り、この建物は由比正雪の生家といわれる所です。家屋に掲げられた説明に依ると、江戸時代初期より400年近く続く染物屋(紺屋)で、由比正雪の生家であることから「正雪紺屋」を屋号としているそうです。今残っている建物は江戸末期のもので、150年くらい経ったものだそうです。 この宿場町で、初めて「御七里役所之跡」と云うものを知りました。これは、飛脚の継宿で、それも、尾州家や紀州家など特別な大名家だけが東海道筋に七里ごとに置いて、領国の城との間を飛脚の中継所とした宿のことです。 由比宿の町並みは、よく整備のされている由比地区よりも、由比北田、由比町屋原、由比今宿など由比駅に至る街道上によく残されています。この地方に特徴的に多く見られるせがい造りと下り懸魚を持った家屋が目に付きます。 古い町並みとはおよそ関係の無いことなのですが、由比の町は日本一の桜えびの産地で、町のいたるところで看板が挙がっています。これを食べさせる食堂やレストランなど何軒も店を出しています。 |
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東の枡形と志田家(左の角家) | 由比の町並み | 正雪紺屋(由比正雪生家) |
正雪紺屋土間の藍甕 | 清水銀行由比支店(登録有形文化財) | 稲葉家(写真部分拡大) |