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藤 戸 源平の藤戸の合戦の地
町並み分類:陣屋町
岡山県倉敷市藤戸町天城                         2009年3月31日(火)訪問         地図
JR瀬戸大橋線植松駅下車、盛綱橋まで徒歩約25分、JR倉敷駅から下電バスで約20分
 藤戸町は倉敷川を挟んで南に、藤戸町藤戸があり、北側が藤戸町天城に別れている。藤戸側と天城側は元々は島であったところで、倉敷川は浅瀬の海で藤戸海峡と呼ばれていたところ。

天城教会の裏側の筋 植松駅から県道を歩く。途中から倉敷川の右岸沿いに出て藤戸寺まで歩く。この寺の前を右に折れて倉敷川にかかる盛綱橋を渡ると藤戸町天城地区である。盛綱橋の手前には藤戸饅頭本舗と云う老舗の菓子舗が建っている。

 藤戸は古くは源平の合戦の地で、源氏の武将佐々木盛綱の武勇が残っている。盛綱橋の名前もそれにあやかったもので、橋の中央に佐々木盛綱のが馬で海を渡って行く姿をした銅像が立てられています。
 藤戸寺は源平の合戦の謡曲「藤戸」に纏わる供養の寺として知られる。ここ藤戸はそんな古い歴史のあるところです。竜頭水が軒に吊るしてある家屋

 陣屋町としての藤戸は、盛綱橋を渡った先の天城地区に発達します。県立の天城高校の北側の校外のグラウンドの一部に当たるところに天城陣屋の跡があります。
 陣屋町はここから南西の辺りに武家町、商家町、町人町などが置かれていました。その名残をとどめる建物が残されています。

 天城教会がある裏側の約100mくらいの通りに、道の左右に連続して古い建物が残っています。上右の写真がその家並みを撮ったものです。下の写真の中央のものは反対側から撮影しました。長屋塀に大きな窓をつけた武家屋敷風の建物です。家の軒に竜頭水を吊り下げた家屋もこの通りで見かけました。

藤戸饅頭本舗(藤戸町藤戸) 盛綱橋の先の通り 本瓦葺漆喰塗込の家屋
寺が建ち並ぶ通りの家屋 武家屋敷風家屋(天城教会の裏道) 長屋門を持つ家屋(高校の前の道)
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