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香 登 山陽道沿いに栄えた町香登
町並み分類:間宿
岡山県備前市香登本、香登西                          2010年3月6日(土)訪問        地図
JR赤穂線香登駅下車、約7分で旧山陽道に出る。 
 駅の前の道を北に進む。国道2号線を渡って、さらに新幹線の高架をくぐった先に旧山陽道へ出る三叉路がある。ここまで約7〜8分かかる。ここを起点に旧山陽道を東西に約1km位の間に、町並みが点在しています。三叉路から西の方には古い建物がそれほど残っていません。大きな石灯篭のあるところまで歩いて引き返しました。この間に一軒の伊部焼の陶工がありました。香登に東は伊部で今も陶器の町として栄えていますが、香登はもともと伊部焼の盛んなところでもあったようです。町中で何軒かの工場や陶工を目にしました。香登は江戸時代には醤油味噌醸造業が発達し、いまも3軒ほどの店が残っています。
香登の町並み 街道の東の方向には、大内神社のあるところまで歩きます。大内神社境内には香登の一里塚が保存されていました。

 この町の建物は概ね本瓦葺の入母屋造り平入り家屋になっていました。中二階の塗込めの壁の下側の海鼠壁を配しているのも特徴的です。虫籠窓も見られましたが、格子窓になったところの方が多かったようです。
香登教会 町並みの東の方に位置する伏市醤油(正式な屋号は鷹取醤油)は築120年を経たもので、創業後105年たっていますとの話です。この建物は商家建築らしく切妻つくりで、この町では他に切妻平入り家屋を見なかったように思います。

 この町には珍しく大正時代に建築された教会が立っています。香登教会がそれで、伏市醤油の建物のはす向かいの少し西側にあります。1923年(大正12年)に建てられています、木造建築で、白く塗装された下見板張りの外観が、この町でひと際映える存在です。 

入母屋本瓦葺海鼠壁の家屋 香登の町並み 元々は醤油醸造所
一階には格子戸が 伏市醤油東隣の家屋 伏市醤油
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