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唐 戸 レトロな建築物が残る町並み
町並み分類:港町
文化財:旧下関英国領事館(重文)・旧赤間関郵便電信局(登録有形文化財)
公開施設:旧山口銀行本店・旧秋田商会ビル・日清講和記念会館など(無料)
下関市唐戸町・南部町・赤間町・観音崎町                 2011年5月25日(水)訪問        地図
JR山陽本線下関駅下車、唐戸バス停まで約7分
 唐戸は古くからの港町・宿場町で、市制施行以来、下関市の中心地であり続けたが、もう一方の市街地に新幹線の開通などによって、下関駅地区の重要性がますことで、唐戸の求心力が相対的に低下することとなった。その後の再開発などで、唐戸バス停を拠点停留所として、再び賑わいを取り戻している。
 旧下関英国領事館を初めとするレトロな建造物と、赤間神宮を始め有名な神社仏閣なども多く、この地が山陽道の起始点として栄えてきた場所であることが偲ばれる。

旧秋田商会ビルと旧赤間関郵便電信局 唐戸交差点を中心に、西側に旧赤間関郵便電信局と旧秋田商会ビルが道を一つ隔てて建っている。東側には赤レンガ造りの旧下関英国領事館がある。南側は門司港や巌流島などへの短距離航路の港がある。
 あいにく、旧下関英国領事館が改修工事中で、幌ですっぽり覆われていたので内部はもちろん、外観の写真も取ることが出来なかった。
 唐戸交差点から国道9号線を東に進むと、亀山八幡宮、日清講和記念館、赤間神宮などを見ることが出来る。下関駅方向に約800mくらいの観音崎町に、山口県有形文化財の指定を受けた旧山口銀行本店の建物を見ることも出来る。

旧下関英国領事館
 明治39年に建設された。レンガ造2階建桟瓦葺です。領事館として建設された建物のうち、我が国に現存する最も古い事例として歴史的価値が高い建物です。あいにく修復中でしたので写真は掲載していません。修復中でなければ内部の拝観が可能な施設です。

旧秋田商会ビル
 現存する鉄筋コンクリート造でも最古級のものといわれる、和洋折衷の建物です。地上3階建地下1階、塔屋付きで屋上には日本庭園と日本家屋を備えている。秋田商会は日露戦争末期の明治38年4月に創立した海運会社で、このビルは、創始者秋田寅之介の住居としても使われていた。
 旧秋田商会ビルは現在、下関観光情報センターとして内部公開されています。2階3階は和室を設えた日本家屋の造りになっています。屋上庭園は公開されていませんでした。

下関南部町郵便局旧赤間関郵便電信局
 この建物は、国の登録有形文化財に指定されているけれども、下関南部町郵便局として普通に使用されています。旧秋田商会ビルとは道を一つ隔てて建っています。明治33年建設の現存最古の現役郵便局舎です。
 煉瓦造りに、外壁をモルタル仕上げしています。屋根は木造瓦葺きになっている。

旧山口銀行本店
 煉瓦及び鉄筋コンクリート造2階建で大正9年(1920)建築。山口県有形文化財に指定されています。レトロな雰囲気が唐戸の町並みに映えます。

旧赤間関郵便電信局 亀山八幡宮(石の鳥居は国内最大級) 日清講和記念会館
赤間神宮 旧山口銀行本店(観音崎町) 旧秋田商会ビル
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