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湧水に恵まれた酒造の町
町並み分類:街道集落河港町
文化財:森九商店・國萬歳酒造・旧高彦製麺所ほか(登録有形文化財)
秋田市新屋表町・新屋元町                         2011年9月3日(土)訪問      地図
JR羽越本線新屋駅下車、徒歩約7分
 新屋中表町の町並み秋田駅から羽越本線で2駅目。秋田交通のバスが駅前からも運行されている。新屋地区は秋田市街の南西約5km、雄物川左岸河口に位置している。羽州浜街道の街道に開けた町であると共に、雄物川水運と、豊富な湧水など諸条件が重なり発展してきた町です。

 町中には、湧水が数箇所残されていました。ただ、一箇所の湧水以外は、飲料には適さない水質になってしまっているようです。古くから湧水を利用した醸造業が盛んにおこなわれ、今でも、酒造業、醤油味噌などの醸造を営む古くからの工場も残っています。

 新屋の町並みの特徴は切妻、妻入りで、屋根が小羽葺きの町屋が目立ちます。破風部分には化粧梁・化粧束が何重にも飾られています。
 町屋のうち森九商店・國萬歳酒造・旧高彦製麺所が登録有形文化財に指定されています。街道から離れたところに旧国立新屋倉庫が数棟軒を連ねて建てられています。この建物も登録有形文化財に指定されています。

薬王院下湧水 森九商店(登録有形文化財) 旧勝平酒造
中表町付近 旧黄金井酒造 唯一操業中の国萬歳酒造
(登録有形文化財)
旧高彦製麺所(登録有形文化財) 蔵も見かける 旧国立新屋倉庫(登録有形文化財)
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