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黒部市生地 黒部漁港の漁業の町、名水の里
町並み分類:漁村集落 
富山県黒部市生地                             2010年07月20日(火)訪問        地図
JR北陸本線生地駅下車、徒歩約20分。レンタサイクルで約10分
 黒部漁港を中心に、黒部川の扇状地に開けた町。街中には、伏流水が18個所も湧きでていて、名水の里でもある。今回は、町並みを見るために生地を訪れたわけではなく、この町の黒部漁港につながる水路に架設されている、旋回式可動橋を見るために訪れた。
板張り家屋が路地を作っている 可動橋の見学の後、街中を見て歩いていて、古い家屋が散見されたので、町並みの見学も兼ねることにした。この町は、街中のいたるところに、清水(しょうず)が湧き出しています。その数は18カ所にもなると、パンフレットに説明があります。

 町は、黒部漁港へ出入りする水路を挟んで、南と北に分かれています。古い佇まいの家屋を残しているのは、北側に当たる地域で、南側の地域には、皇国晴酒造という造り酒屋が残っています。伏流水の数が南側には18カ所の内の11か所あります。
 皇国晴酒造は、18カ所の湧水の一つ岩瀬家の清水を使っての醸造です。明治20年(1887年)の創業です。
 水路を挟んだ北側には、古い家屋が散見されます。年代は明治以降の建物に思えます。海に近いところでもあり、板張りの外壁を持った建て方が目につきます。漁村風景にありがちな細く入り込んだ路地が有りますが、狭小な土地に集約して町が形成されているわけでもなく、主要な街路はそれなりの幅を持っています。
 清水には、上杉謙信ゆかりのもの、芭蕉命名したものがあります。生地の町は、古くから栄えていたであろうことが想像できます。

中2階を持つ家屋 袖壁卯建を持つ家屋が3間並んでいた 銭湯として今も営業中の家屋
石積みの塀を巡らせた家屋 皇国晴酒造玄関 皇国晴酒造の建物群
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