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西陣と比肩される織物の町
町並み分類:商家町工業町(織物)・門前町
文化財:平田邸・森合資会社事務所(共に国の登録有形文化財)他にも多数
桐生市本町1丁目・2丁目                      20010年12月18日(金)訪問        地図
JR両毛線桐生駅下車、本町2丁目あたりまで徒歩約15分
 桐生の町歩きには、レンタサイクルとまち歩きマップが役に立ちます。自転車は返却ポイントなら何処で返してもいいシステムになっている。当然、桐生の駅にもレンタサイクルがあります。地図などの資料は、伝建まちなか交流館で手に入れることが出来ます。

本町2丁目の町並み(平田家住宅・登録有形文化財) 桐生の町はほぼ直線的に、北の桐生天満宮から南の本町6丁目辺りまで続く。徳川家康の領地となった桐生領を治めるために、代官大久保長安が未開拓の地を開いていったことに始まる。天満宮を北に置き南に向かって1直線の道路を広げ、町並みを形成しました。天正19年(1591年)のことです。本町の6丁目辺りまでを完成させるのに、15年を費やしています。これが桐生新町と呼ばれる地域です。

 レンガ造りのノコギリ屋根の工場現在町並みが比較的良く残されているのは、本町1丁目・2丁目あたりです。通りに面した所には、商家や金融の店舗がなどが立ち並びますが、地場産の絹織物の織りや撚糸、染めなどの工場は、通りから少し入ったところに建てられました。今に残るのこぎり型の屋根を付けたレンガ造りの工場は、大正時代以降に建てられたものです。工場は、他の用途の建物に変わっていたり、使用されない状態にありますが、よく保存されていました。
 本町の三丁目より南の地区は都市化によって新しい建物に建ち変わったものが多く、歴史的建造物の数も少なくなっている。

 群馬県は、富岡市の富岡製糸場を中心に、甘楽町・中之条町の養蚕農家群と桐生市の織物工場群のを総合的に、世界遺産に認定させようと運動中です。また、桐生本町1・2丁目を重要伝統的建造物群保存地区の選定も受けるべく準備中でもあります。

有燐館矢野商店 酒屋小路(矢野商店横の脇道) 旧書上商店
旧曽我織物新工場
国の登録有形文化財
古い町によく似合う一の湯 旧住善織物工場
旧金谷レース工場
国の登録有形文化財
森合資会社事務所
国の登録有形文化財
島田商店・島田歯科(6丁目)
国の登録有形文化財
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