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相 生 漁村の佇まいを残す木造家屋と入り組んだ道
町並み分類:漁村集落
文化財:濱本家住宅(兵庫県の景観形成重要建造物)
兵庫県相生市相生2・3・5丁目、川原町                     2011年4月3日(日)訪問      地図
JR山陽本線相生駅下車、バスで約20分相生港下車すぐ 
 今は埋め立てられてしまったが、かってはここに漁船が係留していたと思われる入江がある。この港を中心に、町が開けていた。相生市は石川島播磨重工業の企業城下町として発展した町。その中にあって、相生と云う町名を持つこの町は、早くから漁村として集落が出来て町場が発達していたところ。天然の地形を活かし廻船や商船で賑わう港町でもあった。

 先にも書いたが、今は入江が埋め立てられ漁村ではなくなっているが、この入江を巡って三方には、明治期に建てられたと思われる木造の家屋が2〜3軒残っていて、その中に埋め立てられ湾に南側に道路に北面して建つ濱本家住宅が目を引く。
 濱本家住宅は、景観の形成等に関する条例による「景観形成重要建造物」に指定されている建物です。地域の産業に大きく影響した濱本弥七郎の生家です。

 相生港バス停から奥に続く通りは、道幅もそれ程に広くはなく、そこから左右に小さな路地が何本も分かれている。
 この通りから更に一つ北川に川に沿って通りがある。このあたりはかって歓楽街であったのか、2階に手摺りを持つ家屋があった。川向こうには数社の神社仏閣が建っている。

 相生の集落は、東西に300m南北に100mくらいのそれほど広くない区域に集約されたところに、開発されることもなく、古いままの町並を残してひっそりとしていた。

濱本家住宅(相生2丁目) 相生3丁目 相生3丁目
大谷川沿いの家屋(相生5丁目) 相生の町並 相生3丁目
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