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九度山 真田昌幸・幸村父子所縁の地
町並み分類:商家町・門前町・街道集落
入場拝観施設:松山常次郎記念館(有料)
和歌山県伊都郡九度山町大字九度山・大字慈尊院            2010年11月06日(土)訪問      地図 
南海高野線紀伊九度山駅下車、駅前の坂道を約2分下る。
 九度山の町は、紀ノ川から分かれた丹生川の丘陵地にあります。駅から坂道を下ると国道370号線に出る。信号の先に真田のみちと名前の上っているゲートがあります。ここから先が旧高野街道です。

松山常次郎記念館前の旧高野街道 九度山の地は、高野山への物資の集積地としてさかえ、河岸も水上の物資の集積で賑わいます。

 街道筋に残されている建物には、切妻平入りの商家風なものよりも、入母屋造りの農家風建物が目立ち、平入り、妻入りと思い思いの建て方になっている。
 街道の南側の通りには、真田庵があります。真田庵は真田幸村が閉居した屋敷跡に建つ善名称院と云う寺院です。軒瓦に六文銭のマークが刻まれています。この、九度山の町は真田家ゆかりの地でもあります。

 街道の先の丹生川を渡ると、慈尊院への道が続きます。慈尊院は、空海が高野山で必要な物資を調達するため、高野山一山の庶務を司る政所として作られたものです。慈尊院から高野山へ続く石道、南側にある丹生官省符神社等を含めた世界遺産として登録されています。

旧菅野家(町指定建造物) 入母屋に下屋根付きの家屋 真田庵の土塀
入母屋平入り家屋 入母屋妻入り家屋 慈尊院山門
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