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奈良町 平城京の「外京」
町並み分類:商家町
今西家書院:国の重要文化財
拝観施設:今西家書院(有料)・奈良町資料館(無料)
奈良県西新屋町・元興寺町・福智院町・町芝新屋など           2009年5月23日(土)訪問      地図
JR奈良駅下車、三条通りを東へ進み、猿沢の池に沿って南に下る。徒歩約20分
 勝南院町の町並み鎌倉時代・室町時代を通じて、大寺院の保護のもとに開かれ商業が発達した。奈良町一帯は、かつて元興寺の境内に造られた町で、町の名前には、院・堂などとその名残を残しています。奈良町と云う行政上の地区名はなくて、この一帯を奈良町と呼んでいる。

 切妻平入りの桟瓦葺き中二階屋が町並みを形成している。本瓦葺きの家屋を見ることはない。建物は間口が狭く奥行きの長いつくりになっている。
 町屋を一般に開放している「まらまち格子の家」は、店の間、中の間、奥の間、中庭、離れが直線状に連なったもので、更に奥に蔵を持つ造りとなっていることが、頂いた資料に示されています。奈良町資料館も無料で公開されています、建物内に所狭しと資料が展示されています。

 奈良町の各家々の軒先に「身代わり申」の縫いぐるみが吊るされています。これは庚申信仰に依るもので、青面金剛像を祀った庚申堂が、奈良町資料館のすぐ南側にあります。
 また歴史ある町にふさわしく、陰陽町と云う所があり、奈良暦を作っていた陰陽師が住んでいたところです。屋敷塀越しに木が迫り出し、奥まった路地の佇まいが雰囲気を漂わせています。

加茂川町 元興寺町 西新屋町小塔院跡石柱
奈良町資料館 陰陽町 漢方菊岡の店舗(中新屋町)
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