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新 田 開墾して発展した初瀬街道の街村
町並み分類:宿場町
三重県県名張市新田                               2010年11月14日(土)訪問      地図
近鉄大阪線美旗駅下車、県道に出て左折約300m 
 新田宿の町並み駅を出て県道を歩くと、すぐに初瀬街道の標識が見える。この交差点の左に約600mくらい、右に行くと約800mくらいの旧の初瀬街道に新田の町が展開している。この地はもともと美濃原と呼ばれる原野であったものを、江戸時代中期に開墾され計画的な入植を行なったところです。
 初瀬街道の道筋をこの地を経由させることなどの施策にもよって、ここに街村が発達して、旅籠なども建ち、宿場町の機能を備えることになった。おおむね街道は、車が2台行き交うほどのもので、街道の両側には歴史的建造物が、所によっては家並みを形成するほどに立ち並び、切妻平入りを中心とした町並みを形成している。

 美波多神社へ続く道の角に、神社を示す石柱が立てられ、そばに常夜燈がある。この辺りがおおよそ宿場の西の外れで、ここから取って返して反対側に初瀬街道を歩くことになる。

 町で声をかけてくださった方が、美波多神社に寄って、毘沙門塚、女良塚などを見て街道の東の外れまで歩くことを勧めてくださったので、町歩きからは一寸それるけれども、ご好意を受け入れて、そちらへ廻ることにした。
 日差しも柔らかく、気温も低くなかったのでハイキング気分の30分となりました。途中に、新田開発のために開削された水路(新田水路)が残っていて、これはこれで、町歩きの目的に沿うものでもありました。

 宿場の東にも常夜燈が立っていて、ここから、旧初瀬街道に沿った町並みが始まります。道幅は少し広くなっています。藁葺の屋根を持つ民家、大屋根に6角形の望楼を持つ商家風の建物がありました。

入母屋平入り家屋 美波多神社の石標と常夜燈 新田水路
茅葺屋根民家 屋根に望楼を載せている 真性寺あたりの町並み
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