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曽 根 製塩業で栄えた曽根天満宮の門前町
町並み分類:門前町
文化財:旧入江家住宅(県指定文化財)
高砂市曽根町                                2011年4月17日(日)訪問        地図
山陽電鉄山陽曽根駅下車、駅前から北に徒歩約6分
曽根の町並 曽根町は、古くから海上交通の要所として栄え、曽根崎天満宮を中心に門前町として開けた町です。中世末から近世にかけては製塩業が盛んになり、それにともなう資源の集積する港町としても栄えた。

 表屋を修復中の入江家('09/11/23)町並は、曽根崎天満宮の北側一帯に、商家が点在しています。ところによっては家並みを形成するところも見られます。切り妻造り中2階建て平入りの家屋が目に付く。中には入り母屋や妻入りも混じり、屋根は本瓦葺のものが多く、漆喰塗り込めの虫籠窓、といった伝統的建造物が残っています。
 下地を焼き板張りとした蔵や塀を多く見かけました。

 そんな中にあって県指定文化財に指定されている入江家住宅は、南側を道路に向けて、西から下板張りの土塀、表門、表屋が並び、表門正面に母屋が建てられている。道具蔵、醤油蔵、米蔵など多くの蔵を持っている。製塩業で栄えた地主の財力を、現在にとどめています。
 09年11月23日に訪問したときは、表屋を幌に覆われた修復の真っ最中でした。今日は、修復された建物を見ることができた。

切妻平入り商家 入母屋妻入りの商家 妻入りの商家
蔵を2棟連ねた商家 修復なった大庄屋入江家表屋 曽根天満宮山門と本殿
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