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招提・出屋敷 枚方市域の東方に位置する農家集落
町並み分類:寺内町(招提):農村集落(招提・出屋敷) 
大阪府枚方市招提元町1・2・3丁目・出屋敷1・2丁目             2011年2月22日(火)訪問     地図
京阪電車枚方駅下車、京阪バスで招提口バス停(招提)・国道田ノ口バス停(出屋敷)
出屋敷の町並み(東高野街道) 出屋敷は、この辺りではほぼ南北に通っている東高野街道の街道筋に形成された農村集落です。特に、出屋敷元町1丁目の円通寺が建つ辺りに、家並みを連ねて何軒かの家屋が並んでいる。門の中に建つ母屋は玄関を表に向けた平入り家屋で、街道側に妻側を見せるように建っている。街道に沿った門と塀の前に水路が残る家屋も見受けられます。

 2層目の屋根の上に重ねるようにもう1層の屋根を架けて、その上に更に煙出しを載せた多田家の建物は、建物の塀にも与力窓、出窓などを持っていて、家屋に格式の違いのような風格があります。 

招提寺内村の中核寺院(敬應寺) 招提村は、浄土真宗の道場(敬應寺)を中核寺院として天文12年(1543年)に寺内村が成立したところ。

 先の出屋敷が街道に沿って直線的に街村が形成されているのとは対照的に、網の目状に入り組んだ細い通りに、入母屋、切妻屋根の平入りや妻入り家屋が思い思いに建てられている。

 その多くの通りが、車も思うように行き来できない幅になっている。その先で行止りになっている道、鍵の手に曲がる道、緩く曲線を持った道の、200〜300m四方の区画の中に集落がまとめられている。

出屋敷1丁目多田家 出屋敷2丁目街道脇を横道へ 招提三丁目
招提一丁目(武者窓風の出格子窓) 招提三丁目(敬應寺近く) 招提二丁目(長屋門のような構えの家)
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