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仏 生 山 高松藩松平家菩提寺を中心に栄えた町
町並み分類:門前町(仏生山来迎院法然寺)
文化財:天満屋呉服店主屋及び米蔵(登録有形文化財) 
香川県高松市仏生山町                             2010年8月5日(木)訪問        地図
JR高松駅下車。琴平電鉄高松築港駅から琴平線に乗車、仏生山駅で下車。 
 ちきり神社の近く、3軒の町屋が連なっていた高松藩主松平頼重が創建した仏生山来迎院法然寺の門前町として発展した町。仏生山町の由来は、法然寺の山号から来ている。町筋は、お成り街道と呼ばれて、商家などが立ち並び、今も古い建物が点在している。家並の形成されているところもあり、見どころのある街です。

 駅を出て直ぐ道を左(東の方向)に曲がる。ガソリン道という表示がでている。この道は「塩江温泉鉄道」の廃線跡で、昭和4年から16年までの間、ガソリンを燃料とした列車が運行されていた所。
 さらに400m位進んだところから、法然寺に上がるお成り街道になっている。この道の所々には、建物などの説明板も建てられていて、町並みを保存している様子がうかがえる。

 ここから、この道の突き当たるところにある、ちきり神社までの約800m位の道すじに、切妻造り、入母屋造りの平入り家屋が点在している。江戸末期から今も続いている醸造酢の神埼屋さんは、この通りで一番古い建物です。明治期の木製看板が、軒下の壁に取り付けられています。建物は、入母屋造り鼠漆喰の塗込めで、出格子の屋根に特徴があります。
 この他、虫籠窓を持つ家、入母屋の破風に懸魚を付けた家なども見られます。

重厚な本瓦葺の町屋 出格子の屋根に反りが入っている 天満屋呉服店、袖壁、古い看板
醸造酢の神埼屋 切妻平入り虫籠窓 法然寺にはここから右に折れて行く
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