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鳴門市撫養 古くは四国の玄関口として栄えた町
在郷町
徳島県鳴門市撫養町南浜・撫養町斎田・撫養町林崎             2010年3月27日(土)訪問      地図 
JR鳴門駅下車、南浜界隈へは徒歩約12分、林崎界隈へは徒歩約8分 
撫養町南浜字蛭子前西の町並み 鳴門市撫養町の範囲は東西南北に広い地域を占めている。町並みを見て歩くのは、撫養駅の北側山裾を東西に走る道を500mくらいの撫養町南浜のあたり。更に、撫養川を渡った先の撫養町林崎北殿町と云ったところにです。
 北殿町には立ち寄ってこなかったので写真がないけれども、こちらの地域は、町並みの形成があまり保存されていないようで、比較的大型の商家が点在しているようです。南浜は通りを挟んで伝統的建物が比較的家並を形成していました。

 平入り切妻家屋がほとんどで、妻入り家屋は少なかったように思います。本瓦葺、桟瓦葺が混在していました。袖卯建を持った家屋も比較的目にするところでした。塗込めの虫籠窓をもつもの、格子窓をもつものなども目に付きつきました。蔵を構えた家屋は無いようでした。
 南浜の西の外れに三拍子酒造があって、ここには工場が道に面して立っています。この辺りに、表板張りの洋風の集合住宅風の建物が建っていました。建てられた時代が大正から昭和にかけてのものと思われるモダンなもので、町中によく溶け込んでいます。
 鏝絵を付けた家、屋根を架けた袖卯建を持った家などもあって、この町の発展が時間を経過しながら続いていたことを表しています。

撫養町南浜字蛭子前東の町並み 撫養町南浜字蛭子前西の町並み 右側の建物三拍子酒造
洋風モダンな建物 格子窓・塗込め虫籠窓を持つ家 屋根付きの卯建を付けた家
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