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牛川の渡船 運営:豊橋市営(民営委託)  乗船賃:無料
渡る川:豊川約2分 市道大村町・牛川町175号線
船名:ちぎり丸・乗客10名乗務員1名(船は牛川町側で待機している。)
愛知県豊橋市牛川町−豊橋市大村町                       '09/03/04(水)訪問         地図
JR豊橋駅から豊鉄バス豊橋和田辻線創造大学正門または創造大学東バス停で下車、徒歩約10分
 豊橋市のHPには牛川の渡船として案内が出ている。これが正式な呼び名であると思います。渡船施設は道路の一部を形成する(道路法2条)ものであって、ここ牛川の渡船は市道大村町・牛川町175号線に位置づけされています。渡河距離は約80mで乗船時間はわずかに2分弱です。
 牛川渡船場運行表運営は豊橋市より委託を受けた民間施設が管理しています。牛川町側に管理事務所があって、2名の係員さんが待機されています。運行は年中無休で、天候などで運行できない日のみ運休になります。運行時間は右の写真に出ている通りです。

 豊橋駅前から豊鉄バス7番系統の豊橋和田辻線に乗ります。曜日と時間帯によって一部走行区間が変更になりますので、バス案内所で時刻表をもらって確認したらよい。創造大学正門または創造大東バス停で下車します。下車後約10分で船着き場です。
 船着き場には管理事務所がありますが、その手前に船呼び板と書いた看板があって、ハンマーで板を叩くと、係りの方が出てこられます。船はFRP製のもので、船外機をつけていない人力船です。竿を操って向こう岸に渡してくれます。
 以前、流れが急な日に川下まで船が流されたことがあったそうで、それ以来、川向こうまで上空にワイヤーを張って、ここから船に別のワイヤーを取り付けて、流されてもこのワイヤーの範囲で留まるようにしてあります。

 向こう岸の大村町側は交通の便が悪く、JR飯田線の牛久保駅までは3kmくらい、最寄りのバス停で約1kmくらいある。今回は折り返しの乗船を船頭さんにお願いしました。快く応じていただき、上陸して対岸の写真を撮る時間も少し下さいました。

 この船にわざわざ乗りにきた私もそれなりに興味があってのことですが、船頭さんにすれば、いろいろの所から訪問される方がいることを、逆に興味を持っておられます。
 そんなことで、下船後にいろいろとお話をさせていただきました。秋田から4人組で来られた話、東京の方は矢切の渡しと比べて、牛川の渡しの方が情緒たっぷりだと言っていたこと、昨年、この渡しを使って映画の撮影があった話、管理事務所から見る四季の移り変わり、鳥、草木、夕景の変化、悪天候時の苦労などいろいろお聞かせ下さいました。

船呼び板 対岸まで張ったワイヤー 対岸の船呼び板
船は手漕ぎのFRP船 帰りの船 素朴な乗場案内板
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