今回は、ゆっくり歩く時間をとっていなかったのと、「萬代館」の訪問を予定に入れていたこともあって、横道にそれての散策をせずに、駅前から約1ｋｍの道を往復してきただけになりました。
　この間にも間口の広くとられた家屋を何棟か見かけましたから、かっての繁栄を偲ぶことが出来ます。

　奥州街道の宿駅として、旅籠を始め、商家が軒を連ね、酒造業も興り、町場を形成していました。
　現在では、旧い時代の建物が殆ど残されていません、向町の辺りに宿場町の町並みが僅かに感じられる程度になっています。そんな中に、明治期に建てられたと思われる洋館、昭和初期の建物「萬代館」が彩りを添えています。
　私の町歩きには、街道を歩くを目的にはしていませんけれども、沼宮内宿とこの一戸宿の間の奥州街道は、当時の姿を良く残しているということから、国の史跡「奥州街道」としての指定がされています。