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伊予長浜

愛媛県大洲市長浜  JR予讃本線伊予長浜駅から徒歩約7分  2010年1月13日(水)訪問 地図

長浜大橋 この町には、長浜大橋の橋ウォッチングも兼ねて訪問した。長浜の古い町並みは長浜大橋に向かう、駅から5〜6分くらいのところにある長浜商店街の通りの両側に散在している。家並が連続しているほどでもなく、伝統的な姿を十分にとどめているほどの建物が残されているでもないから、知らずに歩いていると見過ごしてしまいそうである。 

末永家 ただ、商店が尽きて肱川の長浜大橋のそばまで歩いてきたときに、商店街の一つ海側に寄った通りに、屋根に養生のシートを架けた家屋がありました。(写真左・拡大します)よく見ると、建物の玄関と思しき所に、文化庁の「登録有形文化財」のプレートがコンクリートに埋め込まれています。この建物は回漕業を営んでいた末永家住宅で、主屋の脇に作られた門が、この建物の格式を示している様に思われます。二階の腰部に海鼠壁を配し、大屋根の下の持ち送りが、外観に変化を持たせています。早く修復工事をして元通りの姿に復元してほしいものです。明治17年の建築になる建物です。

 この建物とは別に、郵便局前に坂本龍馬が宿泊した富屋金兵衛邸跡があります。そのあたりに手直しされて街中では目立つ建物がありました。これは、富屋金兵衛邸を復元したものではないようで、跡地を示す石柱がひっそりと建てられているということですが、確認できませんでした。

 伊予長浜は、肱川の船運で栄えたところで、肱川を下ってきた木材や蝋の集散地・積み替え港として繁栄した。木材の集散地としては、日本の3大集散地の一つに数えられていた。

末永家住宅隣の家屋 郵便局前に立っていました 商店街通りの町並み 商店街からの横道
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