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町並で見かけたお風呂
大和湯(尾道) 梅が枝湯(高砂) 日の出湯(大和高田) 鳳湯(大野市) 千歳湯(下関)
ライン温泉(犬山) 栄温泉・広見湯 稲沢市銭湯A ページ1へ 
大和湯  広島県尾道市土堂1丁目                    2011年01月07日(金)訪問      地図
 本町通り商店街をおよそ250mくらい進むと、大和湯があります。

 実は、大和湯の表示が建物に残されているけれども、今はもう喫茶店も兼ねたお土産などを販売するお店になっています。

 「ゆーゆー」と云う名前は、お風呂屋さんであったところから名づけられたのであろう。    

 店内は、浴室と脱衣場の男女の境が取り払われて、ワンフロアーになっているが、脱衣箱、浴室の天上の湿気抜き窓などをそのままで、風呂屋の痕跡を残している。

19年前までは、銭湯として営業していた。    

 町並みを訪ねて尾道に


脱衣箱が残っている

「大和湯」は「ゆーゆー」と云う名前で
喫茶コーナーを持つ物産店に

ここで下足をぬいで上る。
梅が枝湯  兵庫県高砂市高砂町次郎助町1593           2011年04月17日(日)訪問入浴    地図
 山陽電鉄高砂駅の南側、徒歩で3〜4分で行けるところにある。
 通りに面したモルタル塗りの外観は、昭和の初期に建てられた一寸年季の入ったと云う普通のお風呂屋さん。

 珍しいのは、裏へ廻って眺めたときのこの建物。
 改装を繰り返した跡が、建物の形に表れている。レンガ造りの煙突にも歴史が感じられます。
 焚口を覗いてみると、薪(古材)を使って湯を沸かしている。    

 高砂の町を探訪したあと開店していたので、一風呂浴びてきました。
 店内は写真を撮らせてもらえません。    

 昔ながらの木製の脱衣箱、貫目盛も付いている大型の体重計(子供の頃カンカンと呼んでいた)、壁には色々な注意書きが貼ってあって懐かしい風景がある。
 そのうちの一枚は昭和39年9月の日付入りでした。    

町並みを訪ねて高砂に


前から見ればごく普通

このお風呂の後姿が素晴しい

今も現役(左が男湯)
日の出湯  奈良県大和高田北片塩町3−4              2011年04月28日(金)訪問      地図
 大和高田の町並を探訪しているときに、竹内街道沿いに建っているこの建物を目にしました。

 その左右対称の構えとタイル張りの壁から、すぐに風呂屋であることが判ります。建物の後にそびえる煙突も、そのことを物語っています。
 2階の入母屋破風の下には、灯かりが入った玄関灯が付いています。まだ、現役のお風呂やさんなのだろうかと思えます。しかし玄関の扉には南京錠がつけられています。

 ご近所の方に聞いてみると、既に廃業していますとの話です。でもきっと最近まで営業されていたんだろうと思われます。
 「日の出湯」という屋号は、まだGoogleの地図に残されています。

 町並みを訪ねて高田に

鳳湯  福井県大野市元町14−1                     2011年03月30日(水)訪問       地図 
 入り口に千鳥破風の屋根がかけられている。二階の窓に庇がついていたり、板張りの外壁が、昭和のレトロ感をもっていて、何か客を相手の商売をしていた店だろうと言う雰囲気がある。
 古い町めぐりで、写真はそういう雰囲気のものをとってくることにしている。

 よく見ると、玄関の戸の左から2枚目のガラスに、「女」という赤い字が見える。そういえば建物の裏手に煙突らしきものが建っている。
 調べてみると、「鳳湯」という銭湯の建物だったことがわかりました。
 今はもう営業をしていない。

 偶然撮ってきた写真が、旅から帰って銭湯だったと判ったのは、敦賀市の千鳥湯以来のこと。

町並みを訪ねて大野に


女湯の表示がある
 

煙突は意外にスマート
千歳湯 山口県下関市上新町4−4−7                2011年05月25日(金)訪問       地図 
 下関の新地町を探索しているときに見つけたお風呂です。外壁にタイルが張ってある建物が珍しくて、最初は風呂屋と気付かなかずに写真を撮っていました。

 風呂屋があるような場所と思えない路地にあったこと、朝の早い時間帯で営業時間に至っていなかったから暖簾がかかっていなかったこと、また、屋号の書いた看板が見当たらなかったことで、まったく気が付かなかった。

 写真で判るように、「いきいきシルバー銭湯デー」の黄色い貼り紙の表示を見つけたからやとお風呂屋であることに気がつく。
 これがなかったら気がつかないままに終わっているところでした。

 建物の形から見て、入口を入る左側に向かって脱衣場と浴室が連なっている様子です。
 建物の手前側に焚口がありました。(写真2)

町並を訪ねて下関新地に

 
(写真12)建物の手前も道
 
細い路地に面して入口がある
 
(写真2)建物の前は細い路地
ライン温泉  愛知県犬山市大字犬山字南古券209−34        2011年12月18日(日)訪問     地図
 町並みを探索していて、ふと見つける銭湯には発見の喜びがあるけれども、町歩きのためにもらった地図に載っていたものをわざわざ訪ねてみるのには、それほどの有り難味がないものです。
 さらには、町歩きのエリアからは一寸外れたようなところにあったから、今まで紹介した銭湯とちょっと別な扱いになってしまう。

 しかし、建物の建築年代が相当に旧そうなので、他に紹介した銭湯には見劣りをするものではなさそうです。
 そんなことで、ここに紹介しておく事にしました。

 創業が1924年(大正13年)というからほぼ90年を経過している。写真に見るように、入口と下足を脱ぐところが後から増築されたモルタル造りになっているけれども、主屋の一部は創業当時のままの姿で今も営業されているようです。

 町並みをたずねて犬山に 


後から増設した建屋の左右に暖簾が掛けられる。
向かって左が男湯、右が女湯の入口になる。
栄温泉・広見湯  愛知県江南市古知野町久保見・古知野町本町         2012年3月9日(金)訪問   地図
 江南市古知野の町を探索していて2軒の銭湯に巡りあった。
 2軒の銭湯はそれぞれに外観は近代化した建て方になっていて、ここに紹介するような古めかしさを持ったものではない。
 でも、よく見ると建物の前面を洋風にした看板建築になっていて、もともとの建物は、古知野の町に古くから建てられていた建物ではないか。
 どちらの銭湯も角家になっているが、お隣の建物から類推してみれば、少なくとも大正期には既に建てられた建物であろう事がわかります。

 それぞれに銭湯としての営業は永いのではないかと思われます。

 広見湯の外観のほうが凝った造りになっているのだが、こちらは既に営業をしていない。 











町並みをたずねて古知野に

 
 
稲沢市銭湯A  愛知県稲沢市小沢3丁目5                     2012年4月9日(月)訪問   地図
 稲葉宿の町並みを探訪しているとき、最初に目にした格子の嵌った古家でした。少し横道にその建物が見えたので写真を撮った。

 建物の後ろに煙突が見えていたので、銭湯が近くにあるのかを確かめようとしました。
 よく見てみると、いま、写真に撮った建物が、銭湯であることがわかりました。
 表戸の上に、御殿方、御婦人と書いたガラスが入れてあることで、銭湯であったことがわかります。

 屋号がわからないので「銭湯A」としましたが、写真に「ゆ」という看板が映っています、ここにどうも屋号が書いてあったようです。

町並みをたずねて稲葉に


隣りの家には格子が付いている
「ゆ」の看板が見える
写真の一部拡大

建物の後に煙突が見える。向かって右が男湯
建物の左側のブロック囲いから左がトイレになっています

御殿方と表示してある。
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